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【レビュー】DELL XPS 13(9370)を使ってみた(デルアンバサダープログラム)

      2019/03/04

デル アンバサダープログラムのモニターに参加しています。
#デルアンバサダー

昨年12月、デル アンバサダープログラムにて「DELL XPS 13 2in1(2017年モデル)」をお借りしてレポートを書いたのですが、「Yプロセッサの2in1よりは、UプロセッサのXPS13の方が欲しくなったわー」というトンチンカンな締めで終わり、なんだよ全然2in1の良さをレポートに出し切れてないじゃないかー、という結果に終わってしまったのですが、あれから1か月。

「じゃあ、XPS13を送るから使ってみ!!」

と言わんばかりに、XPS 13(9370)を送ってきてくださいました…
(もちろん応募はしましたが、2連続で当たるとか思わへんやん?)

というわけで、XPS 13を1か月使ってみたレポートをお届けします。

お借りしたのは、Core i7搭載の4K液晶モデル。2in1との違いもおさらいを。。。

今回お借りしたパソコンは、13インチながら4K(3840x2160ドット)液晶を搭載した、プラチナハイエンドモデル。
前回お借りした、XPS 13 2in1のWQHD(3200x1600ドット)よりもさらに細かい液晶となっております。タッチパネル付きですが、2in1のようなペンには対応しません。

最近のトレンドでもある狭額縁タイプの画面は、13インチながらも本体サイズは1サイズ下のイメージです。
前回お借りした「XPS 13 2in1」とほぼ同じサイズなので、写真流用で恐縮ですが、左のVAIO君(7年前の11インチモデル)よりも小さい。
それもそのはず、13インチノートパソコンでは世界最小ということなので驚きです。

CPUは、第8世代のインテルCore i7-8550U、メモリは16GB、1TBのSSDが搭載されています。定価が27万円弱(2019年3月3日現在)と、お値段もプラチナハイエンド。
前回の2in1はCPUがYプロセッサ(極低消費電力)ということもあり、若干非力ながらも発熱が少ないファンレス構造だったのに対し、本機はUプロセッサ(超低消費電力)と、一般的なモバイルノートPCと同じCPUを搭載していて、冷却するためのファンが搭載されています。

個体? 素性? ファンの音がちょっと気になる…

この冷却ファン、普段のWebサーフィン程度ではほとんど回らないのですが、高精細な動画を再生したりWindows Updateが走ったりと、CPUに負荷がかかってある程度発熱すると、冷却するためにファンが回りだします。お借りした個体は、このファンが回る時に、カタカタと少し耳障りな音がします。これについては、アンバサダー事務局に問い合わせたところ、ご丁寧な対応と共に、わざわざ別個体の端末を送ってきていただいたのですが、若干の音量差があるもののカタカタ音の発生は変わらず。

以前、新品の同機種を触った時には音がしなかった(カタカタではなく、フォーンという風切り音)記憶があるだけに、経年劣化(というか、レビュアーによる酷使?(笑))による可能性もあります。
また、普段使い程度であれば、ファンが回ることも少ないので気にはならないとは思いますが、ご参考までに。

ホントにここから音が出てるの…?かなり良いと感じたサウンド

DELLのXPSシリーズに共通する特徴として、「DELL CINEMA」という映像・音声・動画再生に関する品質向上を謳っています。前回のXPS13 2in1では、画質は申し分なかったものの、音声が少しノイズというか、CPUパワー不足?による引っかかりを感じていた(これについては訂正・後述)ため、あまり強調はしなかったのですが…

XPS 13、サイズの割に音がいいです。
※なお個人の感想です。

このサイズだとさすがに低音は無理なので、高音域中心の鳴り方ですが、本体でボリュームを少々上げても割れないし、なにせ耳障りな音がしない。スピーカーはパームレスト下部に2つあるんですが、実際の音はもう少し上の方から出ているように感じます。音楽を再生しても、動画を見てても、下のスピーカーの大きさでは想像できない音が出ています。キーボードを叩いている時でも、掌や腕で音が遮られないのもいいと思います。

なお、先述の2in1における「音の引っ掛かり・ノイズ」についてですが、会社で使用中のInspiron 17 5000(DELL CINEMA搭載、Core i5搭載機種)においても同様の事象が発生しており、CPUパワーによる可能性が低くなってきたため、個人的に調査を進め、追記という形でご報告したいと思います。(レビューにも同様の報告があるのも気になりますが…)

2in1の時に感じた「ひっかかり」は、すべてにおいて皆無!

前回の「XPS 13 2in1」では、CPU種別の関係上とおもわれる、操作する度にワンテンポ遅れる「ひっかかり」を感じていたのですが、本機ではそれが全く皆無。
YouTube4KやNetflixで動画を再生したり、本レポートについてもXPS 13(9370)で書いたりしましたが、なにをやっても快適そのものです。キーボードタッチの感触がよく、とても静かなのもいいですね。
※前述のファン動作音はまあありますが…音を鳴らしていたらまぁ気になるかな?程度まで収まります。

▲音楽を聴きながらブログを書いている図。
※データ保管の都合上、リモートデスクトップですが…もちろん単体での動画再生も申し分なし。

時間の都合上、CPUを最大限使った作業はできなかったのですが、Core i7モデルですので、他のアンバサダー体験者のブログを見る限りでは、動画エンコードなどでも余裕で対応してくれるようです。
あと、重たい3D画像を扱うゲームなどは、スペック上厳しいと思いますが、某サイトのレビューでは、対応ドライブを装着することで、4K UltraHD Blu-rayの再生もできたというレポートも上がっていて、ポータブルなネイティブ4K UHD BDプレーヤーにもなりそうですね(実際試していないので保証はしませんが)。

実は、XPS 13は今年1月に新製品が登場してた!

今年の1月に、XPS 13の新しいモデル(9380)が発表(PC Watch)されました。すでにDELLのサイトでも購入できます。
サイズや重さ、基本的な機能はそれほど変わらないのですが、CPUが上位モデルに変更されているのと同時に、Webカメラの位置が画面下から上に変更されています。以前から、「XPSのWebカメラは顔を見上げる感じになる(鼻の穴が見える)」という指摘があり、今回はそれを克服したという感じです。顔認証ログインは使えなくなりましたが、引き続き指紋認証オプションは使えるので、それほど不便ではないと思います。

▲DELLロゴの下にあるのが、顔認証対応のWebカメラ。
確かに顔の下から覗かれる感がありますが、顔認証は使っていると便利なのは間違いなく…

逆に言えば、9380が出たおかげで、基本スペックはそれほど変わらない9370が安く買えるというメリットもあります。

 

ここだけはDELLさんに言いたい!キーボードと、ボディ色の話。⇒あれ?あるじゃん。。。

…と、ここまでは前回の2in1の不満点だった「CPUパワー」を払拭し、完璧に見えるXPS 13ではありますが、個人的に「ここだけはどうしても気になった!」という点を幾つか挙げます。

不満点① キーボードのカーソルに「PgUp」「PgDn」ボタンがあって、誤操作しやすい

結構、会社のユーザーからも聞かれる不満点ですが、この「PgUp」「PgDn」キー、かなりいい位置にあって、ブログ執筆中にも結構誤操作しちゃってます。。。これ、実際のところThinkPadでも昔から同じキー配置なんですが、ThinkPadはカーソルの上下が離れているのに対し、DELLは左右が離れているんですよね。。。ぶっちゃけ、Fn+左右キーにPgUp/Dnを割り当てればいいんじゃないかと思いますが、ご一考いただけると幸いです。。。

 

不満点② 端子がUSB typeCしかない(だからこそ薄いんだけど!)

前回の2in1も同じだったのですが、前回はサイズの小ささも目新しかったので、個人的にはかなり前向きにとらえていました。
しかし、この間にVAIOがSX14というとんでもない機種を出してきて、14インチで1kgを切った筐体に、USB typeA, typeC, D-SUB, HDMI, LAN, フルサイズSDスロットを搭載してきたのです。さすがに、SX14にはタッチパネル未搭載ですし、この薄さを得るための「割り切り」・XPSだからこその「エッジ」の効いた戦略だと理解はしていますが、ぜひ、Inspironあたりで、端子豊富なモバイルノートを出していただきたいです。

あと、日本のビジネスシーンには、まだD-SUB15ピンが必要なのじゃ…

 

不満点③ XPS13にも「黒」い天板が欲しい!(ここまできたら趣味!)

XPS 13 2in1の新機種や、Inspironの上位機種に用意される「ブラックエディション」など、DELLの製品には天板も黒いバージョンがあります。が!XPS 13には、新しいモデルでも黒い天板モデルがないのです。
キーボード周りのカーボンパネルはとても美しいのですが、天板はプラチナシルバーしか選べないのです。。。是非、ブラックモデルをXPS 13にも追加してください。。。

 

上記の不満点を書いているうちに、自分にとっての最強のチョイスが Inspiron 13 7000 2in1となることが判明しました。XPS13の良さであるUプロセッサと狭縁4Kディスプレイ、XPS13 2in1の機動性・タッチペン機能に加え、カーソル部分のPgUp・PgDnが無く(他のキーに癖があるようですが…)、端子はUSB typeA・typeCとHDMIが標準、そして黒天板…すべてにおいて条件を満たします…!1.5kg越えとかなり重くなりますけどね!

…って、何のレポートをしてるんだ。。。

今なら、直営サイトで新生活応援キャンペーンで最大17%オフ! XPSもInspironも対象ですよ!

というわけで、XPS 13を1か月に渡って使ってきましたが、今年はXPS 13のアップデートに始まり、先述のVAIO SX14や、Inspiron自身も今後アップデートが予定されているなど、13~15インチのモバイル市場が激戦化しそうです。とはいえ、CPUは第8世代のままでそう大きく変わる訳でもないので、年度末の決算期ということも踏まえ、ちゃんと割り切れば旧機種をおトクに買える時期でもあります。

特に、XPS 13新機種(9380)の目玉はWebカメラの位置とCPUの強化ぐらいなので、このタイミングで9370モデルを買うという選択肢は大いにアリだと思います。さらに、3月18日(月)まで、新生活応援キャンペーンということで、一部機種で最大17%オフクーポンも配布中。例えばXPS 13であれば、最廉価でもフルHD・Core i5モデル・SSD256GBと十分なスペックを持っていて、今ならクーポン込みで13万を切る価格。今回の4Kハイエンド・1TBモデルもクーポン込みなら20万を切る価格で買えるのは、この時期だからこそかもしれません。

ひょっとするとAmazonでも、タイムセールなどで掘り出し物が出てくるかもしれませんね。

 

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